レタスクラブで連載していた野原広子さんの人気漫画「消えたママ友」。
最近ではラインニュースで数話上がっており、最後が気になって購入してみました。
完全なネタバレは無しにしつつ、一部簡単なネタバレを含んだ感想をまとめてみました!
消えたママ友を読んでみての感想:面白かったか?つまらなかったか?
全話読んでみて、話の進め方が上手く引き込まれるところが良かったです。
一冊で話をまとめてあるので、蛇足的なだらだらとした進みがなくてサクサクっと読めました。
消えたママ友を読んでみての感想:ここが魅力点!
fa-arrow-circle-right可愛らしい日常漫画の絵柄なのに、中身はダーク
fa-arrow-circle-right妙に現実味のある話、書き方で引き込まれる
fa-arrow-circle-right最後にもやっとした(綺麗に終わられていないところ)がある意味魅力
日常ほのぼの系漫画のイラスト風で、結構な切れ味のある中身なのが「野原広子さん」作品の魅力なのかもしれないです。
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」のあらすじは?
仲良し四人組のママ友グループの一人”有紀ちゃん”がある日突然、ツバサ君(子ども)を置いて消えてしまった。
ママ友グループの春ちゃん、ヨリちゃん、友ちゃんたちはそれぞれ有紀ちゃんが消えたことに困惑したり、怒りを覚えたりしていた。
有紀ちゃんだけではなく、他の3人にも家庭の事情やグループのことで思うことがあったり…それぞれのママたちの闇の事情が明らかになっていきます。
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想①仲良かったのになにも知らないんだ
「仲良かったのになにも知らないんだ」作中で他のママから言われていた言葉です。
これは結構ザクっとくる言葉だと思いました。
仲が良いと思っていたグループだっただけに余計にこの言葉が突き刺さるのではないかと。
言ったママも深い意味はなかったと思いますが、一人が突然消えたことで残されたママたちの不安を掻き立てるものだと思います。
私もそうですがママ友はおり、ある程度のグループはできていたりします。
ですが一人一人のママたちの事情を知っているつもりはないし、決して知ることのできないことだと思っています。
悲しいことでもありますが、ある程度の線引きは必要なのかもしれないですね。
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想②ママ友付き合いは昔からの友達とは違う
お酒を飲みながら昔からの友達との愚痴で話していた言葉です。
たしかにママ友と、学生時代からの友達とは全くの別物だと思いました。
子供がいたからこそのできた友達”ママ友”、勉学・遊びを共にしてできた”友達”とでは大きく異なるものだとは思いました。
だからといってママ友が良くない、昔からの友達の方がいいとは断言できるものでもないと思います。
ママ友とは子供が同じ園だったり、学校だったりするので相談だったり雑談でもできます。
それで話をして心が軽くなることだってあるので、ママ友を否定することはできないですね…!
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想③羨む気持ちからの亀裂
隣の芝生は青く見えるとはいいますが、良い家庭だなと思ったところで終われば何も始まりません。
そこからの羨む気持ちから、妬み・嫉妬へと変わっていくとなかなか厄介なものになります。
ママ友グループができてしまっているなら難しいかもしれませんが、無理して付き合うよりは距離を置くのが一番いいですよね…!
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想④うちの子女の子でよかった~
「うちの子女の子でよかった~」は一人のママ友が何となく呟いた言葉ですが、春ちゃんには思う所があったようでした。
ママ友に限らず、ちょっとした一言で思わず相手を傷つけてしまうことはあると思います。
ママ友になると自分だけではなく、子どもも対象になってくるのでナイーブになりやすいのかもしれないですね。
我が家も男の子2人なので、「うち女の子でよかった」や「女の子次産めば?」みたいなことを言われたことは何回かあります。
実際に女の子も欲しかったことから、最初はモヤモヤしていましたが今ではかなり吹っ切れたところにいます。
子供は女の子でも男の子でも自分の子は可愛いですし、「我が家は男の子二人兄弟!」と夫婦で話し合いも終わらせてあるので人に何を言われてもブレることがなくなりました。
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想⑤消えた有紀ちゃんの事情
ママ友グループ内でそれぞれ家庭での悩みなどが明らかになっていきましたが、最後の方で有紀ちゃんの家庭の事情が明らかになっていきます。
比べるものでもないかもしれませんが、4人の中で一番ハードな環境だと思ったのが有紀ちゃんでした。
同居しているお義母さんだったり、有紀ちゃんのことをあまり見ない旦那さん。
子供と距離を取らされているのが、一番母親として悲しいところだと思いました。
主婦・子育てママにおすすめ漫画「消えたママ友」の感想⑥最終話で思う所は
「私がいちばん勝ちだ」と言った有紀ちゃんは、誰に対して思ったのかがなかなか怖いポイントだと思いました。
お義母さんや旦那さんに対してなら、良かったねとは思いますが…ママ友グループ内でのことだとしたら怖すぎだと思いました。
そして最後のヨリちゃんの行動も謎すぎて怖かったですね。
今まで思う所があっての行動だと思いますが、私としては衝動的に動き過ぎて怖いと思いました。
この作品で心の闇が一番大きかったのが有紀ちゃんの子どもである”ツバサ君”でした。
まだ4歳という年齢なので、これから性格が治っていってくれることを願います。
消えたママ友を読んでみての感想(一部ネタバレ含む)面白かったのか?のまとめ
絵柄の可愛さと、パンチのある妙にリアルな内容がクセになる野原広子さんの作品“消えたママ友“。
個人的にはフィクションとして楽しんでいましたが、人によってはノンフィクションとして読める作品かもしれないです。
これを読んで改めて思うことは、ママ友は大事だけど深入りはしない!を心に留めておくべきかと思いました。
合わせて読みたい
コメント